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地球連邦軍 出自一覧 アレックス RX-78NT-1 NT-1の形式番号から見て取れるように、ニュータイプ(NT)として覚醒したアムロの為に開発された特注の当時最新鋭ガンダム。 劇中ではアムロ所属のホワイトベースへ受領する前、サイド6内での調整中に、ジオン特務部隊サイクロプス隊の襲撃で大破している(作品中でザクに撃破された唯一のガンダム(ゲームを含めると、マドロックも)である)。とはいえ襲撃するジオン軍のMS達に対し、固定武装のみで戦い、いずれも退けている。 パイロットは「シューフィッター」(個々人の足に合わせた靴を作る製靴職人の意味から)と呼ばれるテストパイロットの女性、クリスチーナ・マッケンジー(クリス)。 NT専用と言ってもジオン軍のそれと違い、当時、NTの研究分野において素人同然だった連邦軍なのでサイコミュ等のエスパーデバイスは搭載されおらず、アムロが一番不満がっていたNTパイロットの過敏な知覚に対応しうる機体の反応速度を極限に向上させた仕様となっている。つまりRX-78-2やG-3に施されたマグネットコーティングを以てしても尚、アムロの超人的なNT能力に追従できなかった為、根本から開発された機体なのである。結果として反応性の向上と爆発的な機動性を実現したものの、極度にピーキーな性能はNTではないクリスでは到底に使いこなせる代物ではなく実質的にアムロ専用機と化している。OTで使えそうなのはヤザンくらいであろう。 両極端な立場の関係上、ゲームに登場した時の扱いが割と良かったり不憫(ガンダムより弱いとか、未完成品グリナスヘッド)だったりと評価が一定しない。本シリーズでは完全なるガンダムの上位機として、三年後のオーパーツ並のマジキチ性能を見せつけている。当時のMS群の中では抜きん出た性能を有し、もし本機がアムロの手に渡っていたなら、1年戦争はもっと早く終わっていたと言われる程である。 …逆に扱いが悪い時の例を挙げると、某ロボットシミュレーションにおいて、機体性能が低いだけでなく物語後半に「ガタがきてる」として(ガンキャノンとかを差し置いて)強制廃棄処分というあんまりな扱いを受けている。 FSWS構想に基づく防御力向上処置の一環としてチョバム・アーマーの装着が可能で、これを装備すると総重量が90tにまで及ぶ。反応性第一主義の機体に過重なる追加装甲を施すあたりの意図がよくわからないが、アムロの手に渡るまでの重量リミッター兼梱包材みたいなものであろう。またグリプス戦役時にやっと標準装備となる全方位リニアシートを試験的に採用するなど先駆的な最新技術を内臓している。 固定武装は頭部バルカン×2門及びビームサーベル×2本の他に両腕部に収納される形で90mmガトリングを2門装備している。ビームライフルとシールドは用意されてたが劇中では使用していない。これらの兵装はプラモデルマスターグレードでのキット発売に合わせてメカニカルデザイン担当であった出渕裕が新規にデザインしたものである。ついでに言うとシールドにマーキングされている「アレックス(ALEX)」という愛称も『0080』の脚本内に突如出てきたものらしい。 またDVD付属の小冊子によるとスコープ付きの専用バズーカの設定もあった様で、こちらは『GUNDAM FIX FIGURATION #0039 RX-78NT-1 ALEX {FRAME MODEL}』に付属している。この辺りの経緯は意外と行き当たりバッタリな奴である。 下記のSDガンダムの話には''トリコロールカラーのアレックスが出てくる。 余談だがケンプファーを掃射で屠った件の腕部90mmガトリング、確かに凄まじい威力と高評価だが、「炸薬の威力は口径の3乗に比例する」という現代兵器の兵器学的尺度として評価すると、(口径120mmの)ザクマシンガンの方が遥かに威力が高くなるという説もある。が、実際にはザクマシンガンは徹甲弾ではなく榴弾(非成形炸薬弾)を低初速かつ曲射弾道で連射する対艦兵器であり、徹甲弾を高初速で連射する対MS兵器であるアレックスの90mmガトリングと単純に比較する事は難しい。更にジオン軍で後年開発されたMMP-80(90mm)マシンガンでは対MS戦闘を意識し、初速の向上や成形炸薬弾を使用可能とするなどの改良が行われている為、この辺りも比較も更に困難といえる。 後に連邦軍はこの機体をベースとしてジム・カスタムとチョバム・アーマーを応用したジム・キャノンⅡを開発している。いわゆる「オーガスタ系」機体群の走りである。 ガンキャノン量産型 RX-77D ガンキャノンの量産型機。アポジモーター数は増加し、運動性能はガンキャノンを上回る。バックパックに収納伸縮式の2門キャノンが特徴的。スカーレット部隊に配備され、格好良く空中から出撃した直後、ケンプファーのシュツルムでクレー射撃のよう打ち落とされている。 撃破された機体は市街地に落下、挙句暴発し民間人にさらなる被害を出すなど全くもっていいとこなしの疫病神的存在。 出力もアポジ数もガンキャノンを凌駕するスペックなのだが、ガンキャノンに及ばないところは量産機故の不待遇。 ジムコマンド(コロニー戦仕様) RGM-79G ジムの後期生産型らしいがジムとは大きくかけ離れたデザイン。 第1話でサイド6でザク改と戦っている姿が確認できる。 その際に破壊され放置された残骸が、後にザク改修理のパーツ取りに使われた。 08年に発売されたHGUCザクⅡ改キットの説明書には、戦場でもMSの部材を現地調達できるよう連邦のMSと部品を共有性のある構造にされてると記されている。 ブルーディスティニー1号機に搭乗前のユウ・カジマ少尉の搭乗機でもある。 ジムコマンド(S)(宇宙戦仕様) RGM-79GS ゲルググJに特に見せ場なくやられていったMS達。 カタログスペック上ではガンダムに匹敵するはずだったのだが、そこはパイロットの技量の差か。 当時の連邦軍MSの中で、最も空間戦闘に長けたMSであるとされており、ブルーディスティニー3号機を失ったユウ・カジマ中尉の搭乗機(赤い部分を青く塗装したカスタム機)となっており、当機でア・バオア・クー攻略戦に参加している。 ジム寒冷地仕様 RGM-79D ジムの寒冷地用機。間接駆動部に防寒カバーが施されている。 0080連邦系では珍しい、通常ジム系列の四角い盾を持つ。 マシンガンはスターリングSMG、イギリスのステンマシンガンに似た専用のものと、ジムコマンド系列のブルパップ(90mm)・マシンガンものを使用。 作中では1話冒頭、北極基地を強襲したサイクロプス隊の迎撃に出撃している。 …が、手首を撃たれて暴発した自分のマシンガンで穴だらけになったり、ガルシアに首根っこ捕まれてコックピットを狙い撃ちされたり、いいとこなし。 アレックスの入ったシャトルを狙っていた、アンディのハイゴックを仕留めたのが唯一の戦果か。 ジムスナイパーⅡ RGM-79SP 1年戦争時における地球連邦軍最強の量産機。 スナイパーと名がついているものの、別に狙撃専門という訳ではなく「遠距離ビームライフルにも対応可能な高性能ジム」という位置付けのようである。また本シリーズでのSPAの様に高出力で射出する場合は、機体とは別にジェネレーター発生装置による外部からの供給および冷却材等のサポートが不可欠となる。その場合、移動はできないので遮蔽物等がないと遊撃隊に対してはほぼ無防備といえる。 両軍を通じても量産機としてはとにかく抜きん出て高性能な機体で、『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズを初めとして近年のガンゲー作品でも一年戦争のジム系MS最強の地位を不動の物にしている。 無論、本作ガンダムバトルシリーズでも比較的早期に手に入る上に機体性能も優れている初心者救済の機体である。 この様に最近の各ゲーム、ガンダム系雑誌や攻略本等の書籍においては、本機の武勇伝や人気が多く伝えられており、ファンの間からもキット化を待望されてはいるものの、…映像初出作である『0080』劇中では強襲用MSケンプファーによってガンキャノン量産型と一緒に秒殺されている。 …誇張の類では無く、本当に出撃してバイザーを稼働させ宙に舞っている次のシーンでは既に消えている。つまり正確には撃墜シーンすら無いのである。この間僅か3~4秒程しか無い。この為活躍した印象は極めて薄い、というか何の為に出たのかすら不明なレベルである。 「でも撃墜シーンが無いって事は無事かも知れないじゃない」という反論も時折聞かれるが、劇中ではしばらくして『スカーレット隊、全滅!』というセリフが入るので、普通に考えて撃墜されたと考えるのが妥当であろう。 どれ程後付でバリエーションを増やしたところで、やられることで劇中に華を添えるジムという存在は、いわば時代劇の斬られ役でしかない様だ。 とにかく酷い扱いであるが、一応『08小隊』劇中でおなじ狢である陸戦型ジムスナイパーが非道なビーム狙撃でザンジバル級を改装した病院船を撃沈し、アプサラスⅢやガンダムEZ-8を行動不能にしており、これらがジムスナイパーバリエーション機としての数少ない活躍(悪い意味で)の場だったといえよう。 但し漫画『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』や『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』ではやはり撃破シーンの方が目立っており、どうにもこうにも「中途半端なかませ犬」という様なマイナスのイメージが付きまとっている気がしてならない… 余談だが、ゲームで携行しているロングレンジビームライフルはPS2用ゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』で追加されたもの。元々は先述の陸戦用ジムスナイパーが携帯していたもので、本機は使用していなかった。ちなみに『0080』作中ではジムコマンドと同じブルバップライフル装備で出撃している。 ジオン軍 ザクⅡ改 MS-06FZ マ・クベ大佐(以下、マ)が発案した統合整備計画にて改修されたザクⅡの最後期型。 FZ型と呼ばれる事もある。出力が大幅に向上されており、限定的ながらホバー走行が可能。 しかしタンクの量が変わらないため、稼動時間が本来の半分程度しかない。 マシンガンの口径も本家より小さいが、集弾性と携行弾数は向上しているうえ、対MS用に作り直されたものを使用している。 総合的な性能はドム以上ともゲルググ並みともされ、マを彷彿とさせるネチネチ戦術でガンダムを追い詰め、最後に漢のヒートホークでブッ倒した史上初のザクである。(U.C.の時間軸で考えると、ゲラート・シュマイザー専用ザクIに続いて2機目であり、初ではない…が映像作品では初)。 このようにバーニィの大金星のお陰で特に記憶に残るザクの一つだが、変わりに機体設定もいまいち安定していない。 ザクⅡ改(FH) MS-06FZ ザクⅡ改の頭部をナチスドイツ形状のヘルメットに変更したバリエーション機。 後のギラドーガに繋がるフリッツヘルムである。 旧キットの説明書ではこのFH仕様がパイロット達に好評だったらしいが、 それはドイツ好きの出渕裕にとってでは・・・? 本シリーズでは特徴的な武装がないため、外装(ドイツ兵っぽさ)と相成ってエースとしてではなく、一兵卒として戦うのも一興。 作中での出番はかなり少ない。 余談だがGジェネ魂では角付きに代わって本機が指揮官機になっている。 リック・ドムⅡ MS-09R2 統合整備計画に基づくリック・ドムの後期生産型。 Ⅱと書いてドイツ語のツヴァイと読ませるあたり、ドイツ好きの出渕裕らしい。 0080作品の機体では唯一、0083にも登場している。 流石にゲルググJも0083に出したら完全なるオーパーツ扱いだろう。 リック・ドムⅡ(G) MS-09R2 ザクⅡ改に擬態(色的な意味で)したリック・ドムⅡ。 原作では一瞬程度の登場しかしていないので、知らない人も多かったが最近ケンプファーと同時にプラモデルHGUCとしてキット化された為知った人も多いと思われる機体。地上用にチューンされている。 ゲルググJ MS-14JG 統合整備計画に基づくゲルググの改修型。 Jと書いてイェーガーと読む、やはりドイツ語である。その心はJÄGER=猟兵。 劇中に於いて一機のみ登場した。それ故「誰かの専用機」の噂もある。 その名の通り狙撃性能やそれに伴う姿勢制御性能の向上が図られており、ロングレンジビームライフルとしても使用可能な高出力&高精度のビームマシンガンが特徴。本作でも公国軍側としては数少ない狙撃ビーム持ちのMSとして非常に使いやすい機体になっている。 また攻撃面だけで無く、スラスター総推力も従来のゲルググより3倍近くに増え、アポジモーター数は連邦側の空間戦闘機であるジムコマンド(S)の14基を遙かに越える24基を搭載するなど、こと空間戦闘にかけては一年戦争期の両軍通じて随一の性能と評価されている。『ギレンの野望 ジオンの系譜』では宇宙専用機だったが、本作ではお堅い決まりがなく宙地どちらでも使える。 ちなみに格闘武器はビームナギナタから普通のビームサーベルに変更されている。 数値だけを見るならアレックスと同等かそれ以上の高スペックであり、劇中でも無名のパイロットがコロニー防衛のMSを悉く撃墜するシーンが印象的であった。 しかしこれだけの高性能機を自在に操るには、素ゲルググでも苦戦していた学徒兵やこれといった実力を持たない並の操縦技術の軍人では無理だろ…常識的に考えてであり、この点もまた誰かの専用機(特にシン・マツナガ)という噂の根拠になっている。 実はSDガンダムのとある話でSD達が一年戦争に巻き込まれた話では緑色(ノーマルのゲルググカラー)が登場している。 最近のゲーム作品では、ジムスナイパーⅡと双璧を成すジオン最強の量産型として扱われる事も多く、エースパイロットでもあるマツナガもPS2用ゲーム『めぐりあい宇宙』のエースパイロットモードでは上記の話を踏まえてifとして専用カラーのこの機体に乗り、ア・バオア・クー防衛戦に参加したとかしないとかである(但し本シリーズでは高機動型ゲルググ)。 だがまぁ幾ら何でもネオジオンのリゲルグよりもスラスター総推力が高いのは明らかにやりすぎだろう。『0080』といい『0083』といい、(現実世界に元となる兵器が存在しないとはいえども)前後の開発時期を無視した無茶なスペックの付け方は「ガンダム開発計画→Ζ計画群への技術フィードバック周辺の設定混乱」の様な更なる後付けを呼ぶだけとなる筈である。 ハイゴッグ MSM-03C 流石ゴッグの発展機。 とはいうもののゴッグの面影はあまり見られない。 むしろカプールに近い、というかこいつが発展してカプールになる。 武装面では強力なクローや速射可能なメガ粒子砲に魚雷にマシンキャノン、 果てはミサイルやジェットパックを初めとする様々なオプションなど、 ジオン軍の水陸両用型MSの集大成とも言える装備を誇っている。 作中ではミーシャ・アンディ・ガルシアが搭乗し、北極基地の奇襲を実行。基地守備隊を圧倒した。 しかしながら重装甲を廃し運動性能向上させた機体なので「なんともないぜ!」と言うわけにはいかず、シャトル攻撃を強行したアンディはジム寒冷地仕様のマシンガンの直撃をコックピットに受け戦死。屈強なジオン水泳部の中でも数少ないマシンガン掃射で撃破された機体である。 ゲルググJのところで書いたSDガンダムのその話ではゴッグカラーで登場している。 しかしそのジオンらしからぬシャープな外見はケンプファー同様に今尚人気が高い。 ズゴックE MSM-07E サイクロプス隊隊長のハーディ・シュタイナー大尉がNT-1打ち上げ基地奇襲に用いた 統合整備計画に基づくズゴックの発展型。 EはExperiment(試験)の略であり、強化試験型である事を意味している。 元々完成度の高いズゴックを基にしている事もあって、1年戦争の中でも特に完成度の高いMSとして評価されている。 SDガンダムで登場した時はズゴックカラーで登場している。 シュタイナーと同様に各部隊の隊長格に配備され、活躍したといわれている。 ケンプファー MS-18E 高機動と火力集中による一撃離脱戦法を得意とする強襲用MS。 ニュータイプ専用機であり開発途中で戦線に投入されたMSN-02を除けば、「MS-18」とはMS-05より始まったジオン公国軍謹製のMSナンバーモビルスーツとしては最終型番であり、これに続くのがギラドーガである。 ………はずだったが、MS-19という機体は存在する。ただ、知名度が極端に低いため知らない人が多いだけである。 一年戦争末期に発動された、連邦軍のNT専用MSの奪取か破壊を目的(これに失敗した場合はその機体が搬入されていたコロニーごと核でブッ飛ばすという無茶苦茶な善後策も入っていた)とした極秘計画「ルビコン作戦」の最終局面にて使用された。 ・搭載兵装がビームサーベルを除き総て実弾。・その内訳は頭部60mmバルカン(劇中未使用)、ショットガン(ヤクトゲベール)、ジャイアントバズ×2、シュツルムファウスト×2、チェーンマインの燻し銀的な内容。・パイロットのミーシャは凄腕だがイケメンとは極北に位置するメタボ&アル中ピザハゲ親父と、BMI値の高いガノタ達も感情移入しやすい。・兵装と推力は凄いが装甲が紙(但し装甲も厚いという説もある。一般的には紙説が有力。詳細は後述)というハイリスクハイリターンな機体設計である。・劇中では、リボーコロニー内にて、地球連邦軍コロニー駐留MS部隊「スカーレット隊」やサイド6(リーア)が独自に保有する自衛軍であるリーア軍を単騎で全滅せしめる等の鬼神の活躍ぶり。 等の理由から、昨今のイケメン&ガンダムだらけなガンダム作品を嫌うガンダムファンからはそのスパルタンな外見と実弾兵装の塊という漢らしさによって、ジオン軍MSの中でもグフ並に崇められて高い人気を誇る。 本機体最大の弱点である「装甲の薄さ」についてなのだが、実は元々装甲云々については詳しい公式設定が存在していなかった。が、最近では「あまりに特化させすぎた為主要部分以外の装甲は紙同然…」という設定にいつの間にか変更されている。 詳しい経緯は不明なのだが、やはり先述したガンダム定番のビーム兵器ではなく実弾兵器のガトリングで撃破されてしまった事が響いているようだ。 実際のところそう弱い武器ではないのだが、実弾連射兵器→(ガンダムに全然効いて無かった)ザクマシンガンの類→弱ぇえwwwwwうぇうぇwwwという連想式は如何ともし難い。世に出た当初は出力低下を避ける為に敢えてビーム兵器を排除して大量の実弾武器に身を固め、それらによる大火力と高機動性、重装甲を併せ持つ(但し稼働時間が非常に短い)という特攻兵器の様な機体だったのだが…。とはいえ設定変更後も特攻兵器じみている事は余り変わらない。 決してワンオフ機では無く、統合整備計画後に基づいて設計された為、町工場レベルの作業施設でバラバラに搬入しても数名で機体を組み立てられる程のずば抜けたメンテナンス性の高さを持つ。実際に町工場で組み立てられて出撃し、ビーム兵器を備えた連邦軍の官製MS達を実弾兵器のみで次々に瞬殺してる姿からプロレタリアートの鑑とも賛美されている。しかし、最終的にはチェーンマイン一本でターゲットを巻いて起爆すれば破壊できると踏んだのが大きな誤算で、アレックスのチョバムアーマーを破壊したに止まり、続くアレックスの反撃ターンで腕部90mmガトリング掃射によりミーシャ諸共全身蜂の巣にされている。 元々特殊部隊向けの機体らしいが、戦後も数機が出回ったらしく、漫画『C.D.A 若き彗星の肖像』でジェネレータ内蔵式大型ビームライフル装備型や『Ecole du Ciel -天空の学校-』にて外観が異なるプロトタイプ(こちらは大型の重マシンガンを装備)等が登場している。 因みに機体名の「KÄMPFER」とはドイツ語で「闘士」を意味する、というのは有名だが、これはアレックスの項においても出した『0080』メカニカルデザイン担当の出渕裕が業界でも有名な重度のドイツ軍フリークであった為、それまで何となくドイツを想起させる程度または非公式な二次創作作品にて散見されていたジオン軍のドイツ軍風リファインを、映像作品にて敢行してしまったという事実の一種の象徴として扱われている。尚ガンダム世界に於いては「ジオン軍のMSの機体名では数少ない、機体そのものの名称に有意味語の名称が用いられた機体でもあり、戦争末期の混乱振りが伺えるともいえる。」という理由にてドイツ語が使われた事となっている。 これ以降、ガンダム作品においてはジオン公国という存在にどことなくドイツ軍っぽい雰囲気やドイツ語の単語が入り混じる事となる(次回作OVA、『0083』やフルCG作品『MS IGLOO』、ガンダムエースにて現在連載中の『ギレン暗殺計画』等は特にその傾向が顕著)。
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 【きどうせんしがんだむ ぎゃくしゅうのしゃあ】 ジャンル 3Dアクションシューティング 対応機種 プレイステーション 発売元 バンダイ 開発元 ベック 発売日 1998年12月17日 定価 6,800円(税別) プレイ人数 1~2人 廉価版 BANDAI THE BEST2001年7月12日/2,800円(税別) 判定 なし ポイント ガンダム20周年記念作品1vs1の戦いに重点を置いた3Dシューティング ガンダムゲームリンク 概要 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 劇場用アニメ作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(以下原作)を題材とし、PSソフト『機動戦士Ζガンダム』(以下前作)のシステムを発展させた3Dアクションシューティング。 特徴 メインとなるのは、「アムロ」と「シャア(アムロ編クリアで解禁)」2つのストーリーモードと、「バトル」と「2PVS」2つの対戦モード。 ストーリーモードは全6ステージで、前半3ステージが一年戦争時代の回想、後半3ステージが第二次ネオ・ジオン抗争の戦いとなる。 バトルモードは前作同様に好きな機体を選び連戦を行う。 2PVSは画面分割で対人戦を行うが、前作と異なり対戦ケーブルが不要でPS本体1つだけで対戦が出来る。 前作にあった好きな相手を選び1戦だけ行うフリーバトルモードは無くなった。 また画面分割はオプションで2種類から選べる。 戦闘システムは、ロックオンした敵機を中心として球面上を移動しながら攻撃し合う3Dアクションシューティング。 この方式はPS2『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』のバトルスフィアシステムに酷似している。 ステージは原作に合わせ足場のない宇宙空間のみ。 前作の攻撃手段は射撃武器、格闘武器、特殊武器の3種類だけであったが、本作では1stウェポン、2ndウェポン、3rdウェポン、掴みと大幅に増えた。 1stウェポンは射撃武器による遠距離攻撃と格闘武器による近接攻撃で、切り替えボタンで変更できる。 2ndウェポンはコマンドボタンと各ボタンの組み合わせで使用する武器。3種類存在し1stウェポンによって内容が変わる。 3rdウェポンは時間経過やダメージを受けた際に溜まる3rdウェポンゲージがMAXになると仕様出来る必殺技。3rdウェポンの片方はジオング以外共通で格闘連撃である。 掴みは接近戦時に1stウェポンの種類にかかわらず使える技。掴んだ時に攻撃コマンドを入力すれば無防備な相手に攻撃を叩きこめる。 2ndウェポンと3rdウェポンは、後述の部位破壊によって使用不可能になる物が存在する。 前作ではバトルモード時のみに存在していた部位破壊システムも強化され、機体毎に3ヶ所破壊可能で破壊された部位によってデメリットが発生する。 主なデメリットはロックオンのスピードが遅くなる、移動速度が落ちる、シールドが使えなくなる、一部2ndウェポンと3rdウェポンが使用不可能になる。 また前作と異なり狙う部位は任意で選ぶ事が出来る。 前作同様シールド持ち機体とシールド無し機体の2種類が存在しているが、シールド無し機体は防御入力時自動回避からダメージ軽減に変更となった。 シールド持ち機体は防御により攻撃を無効化出来、掴みも防げるが一定ダメージを受けたり部位破壊によって破壊され防御不能となる。 シールド無し機体は少量のダメージを受け掴みは防げないが部位破壊によって防御不可になる事はない。 + 登場する機体 第二次ネオ・ジオン抗争に登場する機体 基礎スペックは全体的に高い。 νガンダム 第二次ネオ・ジオン抗争においてアムロ・レイが搭乗する最新鋭のガンダム。 主人公機らしく全体的に扱いやすい武器が揃っている。 3rdウェポンは移動不可になる代わり一定時間バリアを展開するフィンファンネルバリア。 サザビー 第二次ネオ・ジオン抗争においてシャア・アズナブルが搭乗する赤いMS。 ビームショットライフルは残念ながら拡散弾では無い。 頭部にコックピットがある為、頭部は部位破壊対象にならない。 3rdウェポンはファンネルによるオールレンジ攻撃。 リ・ガズィ 第二次ネオ・ジオン抗争においてケーラ・スゥが搭乗する半可変機。 BWSはムービーのみの登場でゲーム中は使用できない。 コマンドによってパイロットをアムロに変更できる。 3rdウェポンはミサイルランチャー集中攻撃。 ヤクト・ドーガ 第二次ネオ・ジオン抗争においてギュネイ・ガスが搭乗するニュータイプ専用機。 コマンドを入力するか同キャラ対戦時にはクェス・パラヤ仕様になり性能や一部武装が変わる。 3rdウェポンはファンネルによるオールレンジ攻撃。 一年戦争及びその他時代に登場する機体 ガンダムとシャア専用ザクの基礎スペックはやや低いが他の時代の機体相手にも十分戦える。 ガンダム 一年戦争時代においてアムロ・レイが搭乗する連邦の白い奴。 νガンダム同様主役機故に扱いやすい。 3rdウェポンはダブルバズーカ連射。 シャア専用ザク 一年戦争時代においてシャア・アズナブルが搭乗する赤いザク。 装甲は全機体の中で最も薄い。 3rdウェポンが溜まりやすいが連続ショルダーチャージと格闘連撃なので近接戦特化。 シャア専用ゲルググ 一年戦争時代においてシャア・アズナブルが搭乗する赤いゲルググ。 本来装備していないビームマシンガンを所持しておりララァのエルメスからビットで援護してもらえる。 全機体中唯一部位破壊によって使用不可能になる武器が存在していない。 3rdウェポンはララァのエルメスからのビット援護。 ジオング 一年戦争時代においてシャア・アズナブルが搭乗する足の無いMS。 基礎スペックはかなり高いが重量値が高く動きのキレが悪い。 サザビーと同じ理由で頭部は破壊されないが部位破壊によって使用不可能になるウェポンの数が最も多く左腕と腰部をやられるとかなり厳しい。 3rdウェポンは5連装ビーム砲連続攻撃とメガ粒子砲集中攻撃。 G-3ガンダム 小説版機動戦士ガンダムより参戦したマグネットコーティングが施されたガンダム。 パイロットはアムロ・レイでは無くセイラ・マス。 ウェポンはガンダムと全く同じだがスピードと装甲が強化された反面、機体重量が増えややガンダムより動きのキレが悪くロックオンもやや遅い。 またガンダムで同キャラ対戦を行う場合、片方はG-3ガンダムとなる。 後述する特別版では限定MSと入れ替わる為登場しない。 シャア専用リックドム 小説版機動戦士ガンダムより参戦した赤いリックドム。 パイロットグラフィックはメットを外したシャアとなる。 3rdウェポンは相手の視界を封じるブラインドビーム、また格闘連撃は黒い三連星のジェットストリームアタックを意識したモーションである。 百式 前作から唯一続投したクワトロ・バジーナ(シャア)が搭乗する金色のMS。 前作では使用不可能であったクレイバズーカが使用可能に。 3rdウェポンはメガバズーカランチャー。 ジム・ブルーディスティニー1号機 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYよりゲスト参戦した蒼いジム(本体は陸戦型ガンダムがベース)。本来地上用であるが2号機のバックパックが装着されているので宇宙でも普通に戦える様になっている。 雑誌懸賞で配布された特別版でのみ使用できるレア機体でG-3ガンダムと入れ替わりとなる為、性能はG-3と同様。 パイロットであるユウ・カジマは勿論無言である。 評価点 本作用に新規に作られたムービーはクオリティーが高い。 ハード性能上画質は粗いが作画の水準は高い。 特にシャアの演説を背景にアムロとシャアの戦いが一年戦争時代の戦いから徐々にνガンダムとサザビーの戦いに変わるOPは高評価。 ちなみに原作でギュネイが口にしていた寝言でララァの名前を呼ぶシャアが映像化されている。 前作から比べ大幅に進化したゲーム性。部位破壊システムによって相手の機体や戦法に合わせ、どの部位から破壊していくかが対戦の鍵となる。 PS本体1台だけで対戦できるようになった。 問題点 ステージ数、機体数共にボリュームは前作より薄い。 使用可能機体の半分は原作に登場するMSではなく、1stガンダムやその他媒体から登場するMSになってしまっている。せめてレズン専用ギラ・ドーガは出せなかったのか。 そもそも話数の多いTVアニメが題材の前作と放映時間が限られる劇場用アニメが題材の本作では、作れるステージ数や出せる機体数に大きな差が出てしまうのは仕方がない。 また、エルメスやαアジールといったモビルアーマーも登場するものの、ストーリーモード限定のCPU機であり、プレイヤーは一切使用できない。 原作をなぞってはいるが、省略されたり改変された展開が多いので予め原作を見ていないと楽しめない点がある。 また完全に焦点はアムロとシャアが中心でありその他人物の影が薄い。ハサウェイに至っては登場すらしない。 もっとも、ハサウェイについては、「Ζガンダム」のカツ・コバヤシ同様に劇中での振る舞いから、ガンダムファンにとっては嫌われキャラとして有名であるため、登場させたとしても微妙なところではあるが。 対戦面においては掴みが強すぎる。掴まれたら一方的にダメージを受けることは必至。 総評 本作用に新規で作られたムービーパートはガンダムファンなら見る価値は十分にあると思われる。 またゲーム面でも現代のガンダムゲーの基礎的要素が各所に見られ現代の視点から見ても粗はあれど十分楽しめるだろう。 余談 本作をCDとして再生すると原作の主題歌である「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」のショートバージョンが聴ける。 雑誌懸賞で配布された特別版は戦闘時画面上部に表示されるパイロットの顔アイコンが異なり、バトルモード2PVSで機体がSD化、G-3ガンダムが使用不可となる代わりにジム・ブルーディスティニー1号機が使用可能といった通常版との違いが存在する。 当時、「コミックボンボン」にて、ときた光一氏が作画を担当した「逆襲のシャア」のコミック版が連載されていた。
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1944年。エジプト、カイロ――北緯30度03分22秒 東経31度14分22秒 アフリカ最大の人口を誇る都市であり、現在、人類連合軍アフリカ軍団の本営が置かれている。 スフィンクス作戦悲願の成就が射程に収まりつつあるそこには、少なくない数の現地民が帰り、元の賑やかであった頃を思い出しつつあった。 春を迎える風が強く街並みを駆けていく。 深まりつつある夜の中で、本営にほど近い病院の待機所では夜勤の看護師たちが眠気覚ましのコーヒーを啜っていた。 壁掛けの時計がかちりとなって、深夜を告げる音がぼぉんと響いた。 看護師「ありゃ、見回りの時間になっちまった」 看護婦「あらやだ、楽しい楽しい夜の始まりよ?」 看護師「君は平気だから…俺、そういうの苦手なのに……」 懐中電灯を手にとって、看護師は手元の書類を乱雑に片付けた。 ――深夜0時、3号棟の大窓前に亡霊虎が現れる よくある病院の怖い話…と思いたい所だがこの話はマジ物だった。 何かを探すようにのしのしと3号棟を歩き回り、最後には必ず東の大窓から外を望む。 看護師も医師も患者さえも、誰もが一度は見ているのだ。 暗がりの筈の広間をほの明るく照らす虎。実体はいつも不安定、そして不気味の一言。一度目が合えば膝が折れる程の威圧感。 看護師2「噂ではほら、アレクサンドリアから移送された軍人さんが原因って話」 看護師「俺大尉のことですか?…噂にしたい気持ちも分かるけど……」 看護婦「でも怪しいでしょうに。ただの怪我じゃない…言っちゃ悪いけど現役復帰も見込めない重傷患者を部隊と一緒に移動させてるんだから」 まるで目覚めることを待つように。 スーパーエースと呼んでも過言でない程の実績と何度も朝刊の一面を飾ったスター性。 希望を持つのは分かる。しかしこの病院に運ばれて来た時の担当者だったから分かる。 怪我は全て完治し、自発呼吸もできるのだが、なんの気配も感じさせない。 看護婦2「加えてここに入院したことはほとんど門外不出。怪しい匂い満点ってわけよ」 看護婦「あの馬鹿でっかい虎は俺大尉の使い魔って話……もしかしたら、大尉の亡霊かも?」 先程までの苦々しい表情をいっぺん、にんまりと楽しげに笑う看護婦二人に詰め寄られた。 看護師「…縁起でもない事言わないでくださいよ」 静かな夜勤中にはとっておきの話題だったのだろう。 看護師は懐中電灯を握りなおしてから真っ暗な深夜へと紛れていった。 その日も、幽霊虎は現れた。 次の日の待機所では、ほんのりと光るその虎が2、4号棟にも現れたとの噂で持ちきりとなるのだった。 変態パイロット第5話 『星の彼方へ』 ―A part― 今日の襲撃は少数で助かった。病院に行くのに砂まみれはなんとなく気が引ける。 アフリカ、とりわけカイロまで来ても扶桑の軍服は目立った。 街中の鮮やかな色の中でも一際目立つ紅白を着た茶髪の女性はかつかつと三号棟を歩いていた。 目的の扉の前で一息ついてから何の気なしに開ける。 簡素な病室に一歩踏み入れると、視界に飛び込んで来るロマーニャの高官軍服。 加東「…少将閣下?」 少将「君は確か…加東圭子君、であっているかな?」 加東「は、はい。恐縮です」 思わず姿勢を正してしまう。 ロマーニャ公国空軍少将。通称『ロマーニャ公の懐刀』 巧妙な策略であらゆる戦いをそつなくこなし、人類連合地中海方面統合司令部参謀長をも務め上げる知将である。 そして、アフリカに俺を送り込んだ張本人でもあった。 加東「閣下、差し支えが無ければ質問したいのですが…」 少将「なんだね?言いたまえ」 加東「…病室を間違えてはいませんか?」 なぜ加東がこんな事を聞いたかと言うと、現在ロンメルも持病の治療の為に入院しているからだ。 ロマーニャ軍の視察や将軍達との次の作戦についての話し合いに来たのだろう。 ならば行く先は一兵士である俺ではなく、ロンメルの所だ。 少将ははて、と首を傾げた後、豪快に笑った。 少将「っふく、はっはっはっ!私があのキツネ野郎を?うむ、ありえん!」 さりげなくロンメルを馬鹿にしながら尚も笑い続ける。 その笑い方に、加東はなんとなく俺を思い出した。 加東「閣下は俺と似ていますね」 少将「これでも親子だからなぁ。仕方なかろうて」 加東「……はい?」 ロマーニャ人はみんなこうなのかなーと、安直に投げたらまさかの逆転サヨナラホームランである。 え?え?うそうそご冗談。少将閣下もお人が悪い。 だって俺と閣下似てないもん。まず閣下はラテン系じゃないし、目の色だって違うし… でもどうしよう本当だったら……私普通にロマーニャ空軍少将の御子息ぶったたいてた! 加東(どうしよう土下座か…嘘まさか左遷だったら私マルセイユに殺されちゃう!) 少将「分からないのも無理はない。コイツは私の義理の息子ですから」 加東「…義理の?」 なんだか寒いところで必死に働いている姿が頭によぎった所で少将に思考を止められた。 危なかった…あのままだったら凍死するところだった…… 少将「お恥ずかしながら私は子供ができない体質でしてね……俺は拾い子なのです」 先程から疑問符だらけの加東に少将は淡々と紡いだ。 少将「町の問題児だった俺に名を与え、家を与えた―――いいえ、私の息子だ」 帽子を被りなおした少将が唐突に立ち上がる。 脇に置いてあったブリーフケースを抱え、眠り続ける俺に目を落とした。 少将「…私は決してお前の道に踏み入らないと言ったな。お前の道は、お前の物だ」 まるで自分に言い聞かせるように少将は言った。 少将には美しい妻がいるのは知っていたが、子息の話は長い記者生活でも聞いたことが無かったが、そういうことだったのか。 少将「俺よ、早く目を覚まさんとかわい子ちゃんみんな貰っていってしまうぞ」 そう、ロマーニャ人らしい捨て台詞を吐いて少将は時間だからと病室を出た。 病室には馬鹿みたいに静かな俺と加東が二人。 加東「…またフラれたわよ、色男」 加東は備え付けの机の上、花瓶の傍の銀色の指輪を見て溜息をついた。 この指輪を置きざりにして、それから唯の一度もマルセイユは俺の病室を訪れていなかった。 ◇ ◇◇ アフリカ軍団カイロ基地では整備班の組み立て部門がナイル川沿いの大規模な倉庫群に配置されていた。 そこは部隊の規模拡大による配備数の増加、修理車両の増大への対応も可能。そして補給物資の配分をも兼ね備える巨大な格納庫となっていた。 倉庫を利用した格納庫はカイロの前線基地にも数多く、設営班の負担軽減に一役買っている。 6番格納庫は、他の格納庫群と変わらない喧騒とこもった熱に満ちていた。 そんな格納庫の一角では現在予備ストライカーの総点検が行われている。 飛行時間からの交換部品の割り出しやら、オーバーホールでの再調整。ストライカーのエンジン音に、それに劣らず通る怒鳴り声。 音の氾濫はなはだしいそこには、独特の殺気のようなものが漂っていた。 第一線を行く超がつく一流整備士たちの仕事場は、各地から新たに配備された整備士たちにとっては唸り声の連続であった。 一見なんの問題も見受けられない魔導基盤を見るか見ないかで二番の配線を交換。などと言うものだから、畏怖を通り越して心配になる。 どれだけの激務を背負ってここまで来たのか。それをまざまざと見せつけられるからである。 整備班長「G-0型のチェックは常に徹底するのを忘れない事……まあ、お前さんに言っても無駄ってもんだな」 各ストライカーのチェック。及び注意点を上げていた整備班長がボードから目の前の整備士へと目を移す。 整備班6はいえ、と一言断ってから口を開いた。 整備班6「自分の戒めでもありますからいいのです。忘れませんよ…マルセイユ大尉の機体ですからね」 そう笑う彼には日に焼けた健康的な肌と、目の下に浮かぶ真っ黒な隈。アフリカ軍団整備班貫徹名物がしっかり残っていた。 そしてそれを整備班長の後ろで補助役としてチェック項目を埋めていた新人整備士は、自分もこうなるんだなぁとうっすら感じていた。 親しげに言葉を交わす整備班長と整備班6をちらりと見ながら次の項目へと紙を捲る。 そこには『Hyperion』と手書きで書かれた用紙が一枚。 飛行基地に配備される航空ストライカーはマルセイユ大尉の物で終わりのはずだ。 それに新型機にこんな名前のストライカーは無かった。新人ながらも自分はしっかり勉強してきたつもりだった。 新人整備士「あの、班長よろしいでしょうか」 整備班長「あ?見落としでもあったか?」 新人整備士「あ、違うんです。ハイペリオン…なんてストライカーありましたっけ?」 新人整備士の言葉に整備班長の表情が固まり、整備班6があちゃーと顔を手で覆った。 整備班6「…あー、忘れ形見ってやつかなぁ……いや、オモチャ?」 整備班1「やっぱりバレちまうんだよ班長。二股もできないのに無理するから…」 整備班長「なぁッ…何をいうか!あれは偶然見られただけであって―――って違う! …そいつはBf 109の改造機だ。俺達がそう呼んでるだけであって、もちろん正式採用機ではない まあ忘れろ。ただの追加装甲と戦闘装備の搭載実験の試作機―――」 新人整備士「…もしかして、俺大尉が関係してたりするんですか!?」 若干興奮気味にまくしたてた新人に、整備班長の顔からさっと血が引いた。 いやあ、Bf 109と言えば戦闘機!そしたら俺大尉しかいませんよね! やだこの鋭いメカオタ。誰かスエズに捨ててきて。 アフリカは俺の事故原因を隠していた。 単独任務中の事故。意識不明の重症だが本国には帰さず所属は変わらず第31飛行隊、つまりアフリカが預かると新聞各紙に発表。 あまりに突然なエースの離脱に国内はともかく、各地に緊張が走った。 その後のアフリカはほとんど俺の事をメディアに晒さず、アフリカの戦果の脇にちょこんと、俺大尉は今だ意識回復せず。とだけ。 重要任務成功の為に大尉に昇進と書かれてはいたが、その隠蔽の綿密さに一部ではすでに殉死したのではないかとまで噂されていた。 そんな事実があったから、意外なところで糸を掴んだ新人整備士は整備班長に詰め寄ったのだった。 新人整備士「補給所に行っても誰も知らないって…生きているんですか、あの人は」 整備班長「生きてるか死んでるかって…そりゃあ生きて―――あああああ俺の馬鹿あああ!!」 もんどりうって頭を抱える整備班長。あまりの動きに新人は若干引いた。 整備班1「あんたって人はぁああ!その口縫いつけてやろうか!?スエズに捨てられんのはあんたの方だよおおお!!」 整備班2「うるさいと思ったら何してんのお前ら!?だめ、班長徹夜明けだから!」 整備班5「やめたげてよぉ!ほんとに死んじゃうよぉ!!」 整備班長「んほぉ!?らめえ、後ろはらめええええ!!!」 整備班6「……新人君、見ちゃダメ」 整備班6はおええと口元を押さえながら新人の目を覆った。 ◇ ◇◇ 6番格納庫。 そこには戦場の花形であるストライカーユニットの整備部門が置かれている。 脇の方、ちょうど資材やらガラクタやらが雑多に置かれている区画にそれは静かにたたずんでいた。 一般の航空ストライカーユニットよりも二回りほどある厳ついユニット。 追加装甲と戦闘装備の実験機と説明されたとおり、機体を大きくしている原因は分厚い多重装甲にあった。 カラーリングは艶のない黒一色に染め上げられ、多重装甲の隙間からは内部の銀色が垣間見える。 色以外にもこの機体が他と異なることが一目で分かる部位――胴の部分取りつけられた、例えるならば換気扇のような排熱口。 『高い天を行くもの』と名付けられているくせに、威圧されるような重量感。 まったく反対の印象を受けるストライカーに、整備班長と整備班6に連れてこられた新人は圧倒されていた。 原型があるとすれば、かろうじて分かる形と安定性が高そうな見た目だけ。 速さを求めたでなく、軽快さを求めたでもなく、安全を求めたでもない。 無骨で荒々しく獰猛で、まさしく『虎』を模したようなストライカー。 整備班6「Bf 109F…マルセイユ大尉が一年半ほど前に俺に寄こしたんだ」 整備班長「しかしあいつは魔法力を回すのがヘタクソでなぁ…結局コイツで飛ぶことは無かったよ」 そういって2人は懐かしむように原形を留めていないハイペリオンを見る。 整備班6「あの後大尉はG型に機体を変更。一応の予備としてF型はみんなオーバーホール……そうなるはずだった」 俺がいた痕跡を消すという作業はさほど難しいものではなかった。 個人での所有物は少なく、天幕も分解すれば、残ったのはマルセイユからもらったストライカーだけ。 彼女も必要ないと言うからせめて部品だけでもという話になったが、整備班長はそれを許さなかった。 『今整備班で試したい事があるもんでね……そのストライカー貰っても?』 そう言うと、マルセイユは何も言わずに譲ってくれた。 そしてその日から、新装備試作機の名を冠する俺専用ストライカーの製造が始まった。 新人整備士「…こんなもの、履けるんですか……」 整備士としての血が騒ぐ。 こんな滅茶苦茶な機械を前にして、落ち着けという方が無理なのだ。 整備班長「可能だ。何せ俺達があの馬鹿虎の為に作ったんだからな」 確証を秘めた笑みで班長は答えた。規格外を地で行くあの男には、こちらも規格外で構えていなくてはならなかったのだ。 戦闘機でも充分だった。しかし、班長はストライカーに特別仕様を施した。 何故か。その理由は単純明快、彼が無類のストライカー好きだからである。 新人整備士「…どうして俺大尉の事を隠しているんですか?みんな、こんなにも待っているじゃありませんか」 整備班6「……亡霊が出るんだ」 新人整備士「え、…?」 隣から聞こえたあまりに細い声に、思わず新人は聞き返した。 整備班6の眉間には皺が寄り、整備班長は何とも言えない表情でハイペリオンを見つめていた。 ディオウェフト作戦終了から年が明けた位。 偵察班があの時の戦闘空域の瘴気濃度を測っていた折りに、不審なネウロイを発見。 戦いの度にふらりと現れる不審な姿は地上からも見受けられ、いつしか『死神』と呼ばれていた。 そして5月。偶然にも加東圭子少佐が会敵。死神の撮影に成功する。 現像された写真に、その場にいた誰もが言葉を失った。 煤けた黄色は黒に呑まれ、所々に真紅を奔らせる俺の愛機、Bf 109戦闘機型『タイガーバウム』 戦闘には参加せず、高高度から戦場を見降ろし、いつの間にか消える。追い掛けても逃げられる。 俺は、生きているのではないか。虎はネウロイに寝返ったのではないか。そして――― 整備班長「己を見捨てた俺達に、復讐しようとしているのではないか……考えたら止まらねえさ」 これは人類連合軍全体の指揮に関わる。 エースパイロットの戦闘機が、例え見た目だけでもネウロイとして存在している。 『虎の亡霊』をどう処理すべきか。 底冷えするような怖気の中、一人の魔女はつまらなそうに溜息をはいた。 そして「くだらない」と一蹴すると、写真を指して言った。 ――「お前達にはこれが俺に見えるのか」と 整備班6「…当たり前だったんですがね。我々はマルセイユ――大尉に言われるまで見失っていたのです」 新人整備士「アフリカの星が……」 あれはマルセイユの言葉だから通じたのだ。 あれは俺の背中をずっと追い求めた少女だから言えた事なのだ。 託された思いを背負った者だから信じられたのだ。 しかしそれでも、運命はどこまでも残酷だった。 整備班長「高い天を行く虎に、輝く星は届かない―――皮肉な話さ」 ページ先頭へ
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番号 MW06057 名前 ブラックマンタのパイロット 読み ぶらっくまんたのぱいろっと Lv 4 スター 種別 ストラテジー 【・・・・・・この先に、伊里野がいるんですか】○青の味方を1枚まで選びBPを+3000。○自分のプランを裏返す。自分の捨札にある★のない「幸運」を持つカードを1枚まで選び、山札の1番上に裏向きで置く。 ブロック メディアワークス 作品 イリヤの空、UFOの夏 レアリティ C
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# ユニット2案に対応してます。 殷雷刀 殷雷, いんらい, -, 宝貝, AAAA, 180 特殊能力 サイボーグ=宝貝, 1 切り払いLv2, 1, Lv3, 24, Lv4, 42, Lv5, 58, Lv6, 69, Lv7, 87 152, 134, 148, 152, 171, 163, 強気 SP, 45, てかげん, 1, 鉄壁, 1, 集中, 1, 直撃, 22, 熱血, 26, 友情, 38 HUUSEN_Inraitou.bmp, Huusennyannyan.mid === パイロット能力強化=SPUPLv10 (!ペアユニット) # 本当は捨て身を入れたくて仕方がない。 封仙娘娘・和穂 和穂, かずほ, 女性, 封仙娘娘, AAAA, 100 特殊能力 ガッツ, 1 不屈, 1 131, 142, 140, 138, 161, 157, 強気 SP, 50, 努力, 1, 根性, 7, ひらめき, 12, 絆, 19, 必中, 24, 気合, 30 HUUSEN_Kazuho.bmp, Huusennyannyan.mid === パイロット能力強化=SPUPLv10 (!ペアユニット) # 和穂はむしろ、超強気でもいいくらいだと思うのですよ。 封仙娘娘・和穂(殷雷刀) 和穂, かずほ, 女性, 封仙娘娘, AAAA, 100 特殊能力 切り払いLv2, 1, Lv3, 26, Lv4, 42, Lv5, 58, Lv6, 69, Lv7, 87 ガッツ, 1 不屈, 1 メッセージ=殷雷刀, 1 152, 134, 148, 152, 171, 163, 強気 SPなし HUUSEN_Kazuho(Inrai).bmp, Huusennyannyan.mid
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咲上参式パイロット「古奈 菜子」 読み:さがみさんしきぱいろっと「こな なこ」 カテゴリー:Extra/女性 作品:世界制服彼女 属性:風 ATK:5(+1) DEF:3(+1) 【エクストラ】〔「古奈 菜子」〕 【登場】〔自分の控え室のイベントカード3枚をバックヤードに置く〕 [自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、自分の控え室の「護国皇機・咲上参式」を手札に加えてもよい。 『貫通』 征人も世界も渡さない……! illust:Navel NV-155 U 収録:ブースターパック 「OS:Navel 2.00」
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114 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 34 03 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [27/316] Gジェネ×日本大陸 兵器周りの設定 〇地球連邦の兵器 艦艇 東側系と西側系が混合している。 宇宙世紀系艦艇が東側系でコズミックイラ系艦艇が西側系。 艦艇関係は宇宙世紀系こと東側設計の船が多く採用されている。 一年戦争の時点では両者の艦艇が混在して採用されていた。 マゼラン級:連邦の主力戦艦。東側系列。原作と違い大艦隊を持った仮想敵がいるため長らく現役となる。327m案採用。 サラミス級:連邦の主力巡洋艦。東側系列。連邦のスタンダード巡洋艦。連邦艦隊の主軸を成す船。 レパント級:連邦のミサイルフリーゲート。ミノ粉戦術普及後は陳腐化。コロニー防衛の警備艇として運用される。 アガメムノン級:連邦の主力空母。西側系列。機動艦隊の中核を成す船で旗艦として運用される場合が多い。 ネルソン級:連邦の旧主力戦艦。マゼラン級以前に運用していた主力戦艦。旧式化が目立つがその火力は現役。 ドレイク級:連邦の主力駆逐艦。護衛艦とも呼ぶ。サラミス級と並んで大量に運用されている。 ペガサス級:連邦が採用したMS運用前提設計の汎用強襲揚陸艦。この世界でもこいつの系譜は大活躍する。東西派閥合同の軍部開発艦艇。 アークエンジェル級:ペガサス級に対抗して北米閥が建造した汎用強襲揚陸艦。同盟と技術提携後に建造したため、同国のイズモ級に設計の一部が似ている。 残念ながらコンペで落選したが、その後アズラエル理事が同盟に販売を持ち掛け、見事同盟軍の強襲揚陸艦として採用される。 ビッグトレー級:連邦の移動型地上司令部。東側設計。陸上戦艦としても運用されているが、余り前線運用はされていない。 ヘビィフォーク級:連邦の主力陸上戦艦。東側設計砲撃戦特化の構造をしており、前線では専らこちらが運用されている。 ミニトレー級:ビッグトレーを小型化した陸上艦艇。性能もサイズ相応だが、安くて使い勝手がいいため割と結構な数が製造されている。 ハンニバル級:連邦の陸上空母。西側設計。コロニー枢軸の陸上戦艦に対抗建造されたが、優れた艦載能力を保有していたため、陸上空母として採用された。 当初はビッグトレーやヘビィフォークと違い装軌式駆動であったが、それでは足が遅いと後にホバークラフト駆動式に改められた。 ヒマラヤ級:連邦海軍の主力空母。東側設計。空母であるが、上陸支援用の主砲を搭載している。 ジェットランド級:連邦海軍の主力戦艦。海軍力で優越する同盟に対抗するために重装甲重火力の原点回帰を行い誕生した現代戦艦。東側設計。 アーカンソー級:連邦海軍の主力駆逐艦。イージス艦ともいう。西側設計。艦隊の数的な中核は大体こいつ。姿がそっくりなデモイン級はこいつの一つ前の主力駆逐艦。 タラワ級:連邦海軍の主力強襲揚陸艦。西側設計。全長280mと割とデカく、ヒマラヤ級に次いで艦隊旗艦として運用されることも多い。 戦争後半では正規のMS運用能力を付与されており、こちらは改造型のスペングラー級と認識されている。 ジュノー級潜水艦:連邦の主力潜水艦。東側開発。 連邦の主力潜水艦。原作UCでジオン運用していたユーコン級は北米で鹵獲されたこいつである。 ロックウッド級潜水母艦:連邦の潜水母艦。東側開発。 モデルは原作UCでのロックウッド級潜水艦。原作ジオンのマッドアングラー級は鹵獲したこいつを改造したもの。 この世界では小型潜水艇や艦載航空機を飛ばすことができる潜水母艦として設計されている。 115 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 34 35 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [28/316] 戦車 61式戦車:連邦の主力戦車。東側設計。155mm連装砲が強力。しかしミノ粉影響下ではコロニー枢軸のMSへ当てるのは至難の技であった。 75式戦車:連邦の主力戦車。一年戦争の四年前に採用された最新鋭戦車。西側設計。 主砲を180mmリニアガン一門に変更し、足回りを四基の無限軌道ブロックとし走破性を向上させている。 一年戦争では主砲の180mmリニアガンは61式の155mm砲よりも弾速が速く、ミノ粉下でも比較的命中させやすかったそうな。 原作種におけるリニアガンタンク。 65式自走榴弾砲:連邦の主力榴弾砲。西側開発。 8輪による高速機動で容易に陣地転換が可能。元ネタは原作種の自走リニア榴弾砲。 航空機/航宙機 スピアヘッド:連邦の主力戦闘機。西側開発。可もなく不可もなくといった感じのオーソドックスな戦闘機。 当初はミノ粉戦術に対応しきれず撃墜される事例が相次いだが、ヒットアンドアウェイ戦法を徹底してからはコロニー枢軸の航空部隊相手に優位に立ちまわれるようになっていった。 バイソン戦闘ヘリ:連邦の主力戦闘ヘリ。西側開発。元ネタは種の対MS戦闘ヘリ。 対地攻撃用に開発されたオーソドックスなヘリ。一年戦争では対MS戦力として活躍したが、その分だけ被害も目立つなど苦しい戦いを強いられた。 デプロック:連邦の主力重爆撃機。東側開発。 戦前は高度な誘導兵器を大量に運用するための母体として運用されていたが、ミノ粉影響下が標準となってからは開き直って大量の爆弾で絨毯爆撃する運用に変更された。 フライマンタ:連邦の戦闘爆撃機。東側開発。 非常に奇怪な設計の機体で機首に3連対空ミサイルランチャーが内蔵されているなど、特異な設計であった。 反面戦闘爆撃機ながらも戦闘機に匹敵する運動性を持ちながら高いペイロード能力を保有していたため、使い勝手が良い。 1年戦争でもその使い勝手の良さから様々な作戦で運用されたが、コアブースター系列が採用されてからはお払い箱となった。 セイバーフィッシュ:連邦軍の主力航宙機。東側開発。 高性能な多用途汎用機。エンジンを換装すれば大気圏内でも運用できる。 戦前からの兵器としては非常に高性能な部類であったが、開戦初期はミノ粉戦術に対応しきれず、多くの機体がMSに狩られてしまった。 116 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 35 23 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [29/316] スカイグラスパー:対MS戦闘を前提に大戦中に開発された機体。素体はスピアヘッド。西側開発。 回転砲式のビーム兵器を標準搭載しているなど、新時代に相応しい性能であったがストライカーパックを共に使いまわすはずの相方ダガーシリーズが没に終わったため、スカイグラスパーもその煽りを受けて少数生産に終わった。 コアブースター:V作戦にて中核ブロックとして開発されたコアファイターに追加の兵装ユニットを取り付けた姿。東西合同の軍部開発。 ビーム兵器を標準搭載しており、地上・宇宙問わず使えるその汎用性も相まってセイバーフィッシュの後継機として大量生産された。 大気圏内用のジェットコアブースターや高高度迎撃用のコアブースターⅡなど幾つかのバリエーションが存在する。 メビウスゼロ:戦前に連邦が開発、配備していた特殊航宙機。東西派閥合同開発機。 元々は数で勝る同盟の無人機部隊に対抗するために開発された機体で、ガンバレルによるオールレンジ攻撃とゼロ本体の高運動性能にて対応する想定であった。 しかしオールレンジ攻撃の操作難易度が非常に高く、一部の高い空間把握能力持ちにしか扱いきれなかった。 1年戦争勃発以降はミノ粉影響下でもMSと互角以上に渡り合える貴重な戦力として宇宙戦線で活躍した。 メビウス:メビウスゼロのデータを基に諸々の設計や武装を簡略化した機体。 分類は重武装航宙機であるが、後に戦意高揚のためMAへと分類が変更された。 元々はゼロの簡易量産モデルであったが、開戦序盤のセイバーフィッシュの大量損失を補うために宇宙に工場があり、生産性に優れる本機が代打機として抜擢され新主力機となった。 その際にMSに対抗できるだけの兵器としてモビルアーマーという呼称と共に採用され、分類もMAへと変更された。 実際にはミノ粉下ではMS相手に真正面から対抗できるほどの機体ではなかったが、ゼロ譲りの高い運動性はセイバーフィッシュなどの既存航宙機よりは対抗しやすい機体であった。 コアブースターが登場してからは一種のミサイルキャリアーや重攻撃路線に変更され運用が続いた。 ボール:作業用ポッドを武装化したもの。東西派閥関係なく、急場しのぎの兵器として製造された。 原作宇宙世紀のように主力兵器として扱われているわけではないが、コロニーや宇宙基地の防衛戦力や宇宙部隊の支援戦力として割とマルチに活躍したそうな。 117 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 36 33 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [30/316] MS ジム:一年戦争中盤から登場した連邦の主力MS。東西派閥の壁を取り払い軍部主導で開発された機体。 性能、拡張性、生産性共に良好ですぐさま大量生産されて連邦の主力機となった。 正式採用機の時点でビーム兵器が標準搭載されている。 ダガーL:ジムとコンペを争った主力候補MS。北米系企業が中核となって開発された。 一年戦争ではジムとのコンペに敗れて主力機の座を逃した。 戦後は勢いを増す反連邦組織への対抗手段の一つとして北米系企業の起こしたPMCで採用されており、廉価版のストライクダガーがアフリカなどで活躍している。 リーオー輸出仕様:地上戦に苦戦する連邦へ同盟が試験的に供給したMS。 同盟がビーム兵器の輸出を嫌ったため、実弾兵装が主力であったが、性能は枢軸のザクやジンに劣るものではない。 本国仕様と比べて弾薬や装甲材、電子部品などが現地でも用意しやすい仕様へ変更されている。 既に連邦へ輸出されたMSではティエレンが存在していたが、こちらは同盟と比較的仲の良い連邦の欧州閥へ優先して供給された代物。 このため最前線でもある欧州戦線やアフリカ戦線で活躍した。 特に欧州閥所属のゼクス・マーキス少尉やトレーズ・クシュリナーダ中佐には専用にカスタマイズされた機体が渡されている。 拡張性が高く、ジムが登場した戦争後半でも連邦製ビーム兵器へ換装したタイプが使われ、戦後も欧州閥系部隊やPMCを中心に未だ利用されている。 ヘリオン:枢軸のディン、同盟のエアリーズなどに対して空戦戦力で後れを取っていた連邦がようやく開発した空戦MS。 ダガーLがコンペで脱落した結果ジェットストライカーの開発が凍結されたため、こちらの戦力化を急いだ結果一年戦争中の実用化に成功した。 主に欧州閥の手に寄り開発が行われた機体。 兵装の換装によりMS形態とMA形態を使い分ける。 武装は空中戦ということで重量と反動が小さいリニアライフルとビームガンが主力。 最もジェットコアブースターやスカイグラスパーが実用化されていたため、どちらかと言えば航空戦力と言うよりも空中戦闘もできる強襲MSとしての側面が強い。 ガンダム:連邦の白い悪魔。コロニー枢軸を恐怖のどん底に陥れた怪物。一年戦争後半においてかなりの数の派生機が登場している。 この世界ではその性能が認められまたスタンダードタイプとなったRX-78仕様の機体が追加で複数機製造…有体に言って量産されており、量産された機体たちはエース用の高級機や派生機の改造元として用いられていった。 ガンダムアレックス、ヘビーガンダム、マドロック、ガンナーガンダム、ガンダム(プロトタイプガンダム)、ガンダム(RX-78)、ガンダム(G-3)で構成されたホワイトベース隊の活躍は余りにも有名。 118 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 37 52 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [31/316] 〇大和同盟の兵器 艦艇 イズモ級:同盟の最新鋭戦艦。MS運用能力を設計段階から組み込んでいる。 元ネタはseedのイズモ級。290m級。 走攻守が高いレベルで揃った優秀な船であり、同盟における新主力戦艦として期待されていたが、高性能すぎる故の取得コストの高さか遅々として配備が進まなかった。 このためイズモ級とは別の新主力戦艦としてオウミ級が建造された。 なお同盟艦艇共通の特徴として外地球領域(アルテロイドベルト、火星、木星、土星など)にも同盟領土を持っている関係上、航続距離が非常に長く、単独で地球から火星まで飛ぶことが可能となっている。 近年はアルテロイドベルトの開発が進み、大規模な中継地が整備されたため、極端なまでの航続距離は求められなくなってきている。 オウミ級:同盟の主力戦艦。取得コストの高いイズモ級に変わりスタンダードバトルシップとして建造された。 モデルはガンダムXのアオヤギ級。350m級。 主砲を全て前面に寄せた設計が特徴。このため正面火力に優れる。 性能としては突出したものがあるわけではないが、これといった癖のない素直さと妥協できるレベルの取得コストを両立し、兵器としてはとても優れた結果を残している。 スルガ級:イズモ級の前の主力戦艦。一年戦争時も数としてはこちらが主力であった。 モデルはガンダムWでピースミリオンが運用していた宇宙高速戦闘艦。 300mという巨体であるが、MS登場以前の設計のためMS運用能力は低い。 エチゴ級:同盟の主力宇宙巡洋艦。モデルはガンダムXのバルトーク級。 MS登場以前からの船だが設計上の余裕が広く、MS運用能力を付与され一年戦争やそれ以降も長らく使われ続けた。 どことなくオウミ級に近しい雰囲気のデザインを持つが、建造順的にはエチゴ級の方が先のためオウミ級がエチゴ級の系譜と言える。 ワカサ級宇宙空母:同盟の主力宇宙空母。モデルはガンダム00のバージニア級輸送艦。 元々大型輸送艦として建造された船であったが優れた搭載能力を保有していたため、改めて空母へと改装された。 サツマ級高速強襲戦闘母艦:同盟が開発したMS運用前提の汎用強襲巡洋艦。連邦で強襲揚陸艦と呼ばれるものと同様の役割を持つ。 モデルはガンダムXのフリーデンⅡ。 全長は250mと原作のフリーデンⅡよりも80m近く巨大化している。 ミノフスキークラフトを搭載しているため宇宙、大気圏内両方で使える汎用性を持つ。 高速と名の付く通り非常に足が速く、連邦の強襲揚陸艦やザフトのエターナル級すらも超える足を持つ。 文字通り高速で突っ込み敵地に部隊を展開することを目的としており、中には首狩り部隊の母艦として運用されているのもある。 一年戦争中に就役して以降は長らく使われ続けており、後の時代では艦首にビームバリアの類を搭載するなど様々な改装が行われ続けている。 119 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 39 10 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [32/316] イオージマ級強襲揚陸艦:連邦本国で没にされたアークエンジェル級をアズラエルが同盟に売り込み、見事採用された船。つまるところアークエンジェル級そのもの。 サツマ級と比べて速度では劣るが火力と搭載能力に優れる。 一番艦イオージマ(アークエンジェル)、二番艦ミヤケジマ(ドミニオン)などが有名。 サガミ級陸上巡洋艦:同盟軍の標準陸上戦艦。モデルがガンダムXのテンザン級。 全長200m。原作よりもデカくなっている。 ホバー駆動で水陸両方を移動可能。同盟地上軍に配備されている標準的な陸上艦艇である。 イズ級陸上母艦:同盟軍の陸上空母。モデルはガンダムXのフリーデン…の元となったアルプス級。 サガミ級の設計を基に改装された双胴艦艇。全長200m。 片方が砲撃、片方が甲板の役割を行っていたが、効率が悪いと両方とも甲板にされ、水陸両用母艦となった。 ハリマ級陸上戦艦:同盟のビッグトレー枠。陸上戦艦とされているが、その規模は移動要塞と言って良いレベル。 ガンダムXのバンダール級がモデル。全長450m。 大火力兼司令旗艦として扱われているため地上軍においても数える程度しか運用されていない。 イズミ級:同盟の主力巡洋艦。三胴型(トリマラン型)の船体をしている。 モデルは原作種オーブのイージス艦。 同盟の主力イージス艦。艦隊の根幹をなすワークホースの一つ。 サド級:同盟の主力駆逐艦。旧式化が目立ってきているが改装を重ねて現役の種類である。 モデルは原作種オーブのクラオミカミ級。 イズミ級と並んで艦隊の根幹をなすワークホース。 アキ級双胴空母:双胴型の大型空母。モデルはガンダムWの双胴型戦闘MS母艦。 全長330mの双胴型。多数のカタパルトと搭載機のみならず、ミサイルや砲塔まで備える。 一昔前の艦隊旗艦であったが、現在は旧式化が進み、艦隊旗艦は後述のヒュウガ級に更新されている。 現在はMSも搭載運用可能なように改修され現役を続けている。 ヒュウガ級大型空母:現在の同盟地上軍の旗艦型空母。モデルは原作種運命に登場するオーブのタケミカズチ級。 全長400mと原作よりも更に巨大。 同盟における最新鋭空母であり、同盟地上軍海上部隊の中核を成している。 現在一番艦ヒュウガ、二番艦ウラジオストク、三番艦スマトラまでが就役済み。 MS運用能力も込みで設計されており、巨体を活かした大ペイロードとそれに見合った運用処理能力を持つ。 オヤシオ級:同盟の大型潜水母艦。モデルはガンダムWの潜水MS母艦。 航空機や小型潜水艇などの母艦機能を持つ。 MSが配備されて以降は水中用MSの搭載能力獲得のための改装も行われている。 120 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 40 31 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [33/316] 戦車 74式戦車:大和同盟の主力戦車。モデルはガンダムWの連合軍主力戦車。 スタンダードな性能の車両で、副砲ガトリングと大型レーダーを搭載しているのが特徴。 連邦戦車と比べて対空、対歩兵といったマルチな役割をこなせる。 70式無人戦車:同盟の主力無人戦車。通称はジャーチョー。ガンダム00のジャーチョーそのもの。 74式の小隊一つにこいつが中隊規模で引っ付いており、有人車である74式からの命令で行動する。 ミノ粉影響下ではほぼ移動砲台レベルにまで落ち込んだが、後にミノ粉対応の自立型AIが搭載されるようになり、かつてとはまた違った対応力を手に入れている。 航空機/航宙機 ハヤブサ:同盟の主力戦闘機。モデルはガンダムWの連合軍主力戦闘機。 対空、対地をマルチにこなせる汎用機でMSの武装もある程度流用可能。 夢幻会派閥の倉崎の手により設計段階からMSの武装と互換性があるように仕上げられている。 71式無人戦闘機:同盟の主力無人航空機。通称はフェイモウツー。モデルはガンダム00のフェイモウツー。 有人のハヤブサの小隊一つに付き、ジャーチョー同様1個中隊規模のこいつがくっついてくる。 有人機の指示である程度目標を定める点も同じ。 こちらもミノ粉影響下では移動砲台やミサイルキャリアー程度にまで性能が落ちたが、自律型AIの搭載によりある程度の性能を取り戻している。 76式無人戦闘ポッド:同盟の主力宇宙兵器の一つ。モデルはガンダム00のシャオショウ。 ポッドの胴体に腕生やして、下半身はプロペラントタンクとスラスターのみで構築されている奇妙な外見が特徴。 武装は90mm滑空砲や120mm砲、ミサイルランチャーなど既存兵器の武装を流用している。 ヒエン:同盟の主力航宙機。オリジナル。モデルはMA形態のキュリオス。 戦前から運用されている同盟の航宙機。高い機動力が特徴。 指揮用の有人仕様と主力の無人仕様の二種類が存在する。 ソウライ:同盟の可変系MA。モデルはガンダム00のアブルホール。 元々可変系MS開発のためのデータ収集用試験機であったが、一年戦争勃発による戦力再編に際して優れた性能を見込まれて正式化された機体。 原作のアブルホールのように変形しても頭と足が出る程度だが、ビームガン及びビームサーベル兼用のアームユニットが両側に追加されている。 121 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 42 19 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [34/316] MS リーオー:同盟の主力MS。撃震という正式名称があるのだが、皆開発コードのリーオーの方で呼んでいる。 これは同盟MSにおいてよくある現象だったりする。 五博士と同盟のマッド共が手を組んで開発したトールギス“シリーズ”の廉価版。 一年戦争における同盟の主力MSであり、先行生産タイプのアーリータイプ、実弾中心の正規量産モデル、ビーム兵器を使用しだす後期生産モデル、エース用の先祖返りモデルなど幾つもの仕様が存在する。 各仕様以外にもこいつの設計を基に戦時中様々な派生MSが誕生し、同盟の軍勢を彩った。 戦後は後継機であるサーペントの登場もあり、急速に退役していったが、火星や木星といった遠隔地では現役が続いた。 また同盟との伝手が深い連邦の欧州閥や月面自治都市や独立コロニーなどでは中古となったリーオーが長らく使われ続けたそうである。 キャンサー:リーオーに次いで開発された水中専用MS。正式名称は大蟹。 下半身を排除し、大型の推進用ウォータージェットを搭載したため、水中においては高い機動性を誇る。 武装は魚雷と対地・対空ミサイル。全てハサミのような腕部に搭載されており、状況により使い分けている。 広い海洋を持つ同盟において重要な役割をこなした機体。 パイシーズ:同盟の水陸両用MS。正式名称は海神。 キャンサーに不足していた陸地侵攻能力を補うために開発された機体。 簡単な変形機甲を持ち、水中では潜水艇モードへと変形する。 一年戦争ではコロニー枢軸占領地への上陸作戦などで活躍した。 トラゴス:同盟の支援用重MS。正式名称は雷電。 リーオーの設計を基により重装備と重装甲を両立できるように改良された機体。 肩部のキャノン砲が特徴。 地上では主にオプションのホバーユニットを脚部に取り付け、機動性を補っている。 エアリーズ:同盟の開発した空戦MS。正式名称は瑞鶴。 同盟初の自力飛行可能な空戦MS。地上戦線ではザフトのディンやジオンのドップなどと互角以上に渡り合った。 一年戦争における空中戦おいては高い戦果を挙げたが、とある一機種のおかげで最強の座は逃してしまっている。 リアルド:同盟の換装型可変MS。正式名称は心神。 次世代の可変系飛行MSのノウハウを得るために開発された機体。 エアリーズのノウハウを用いて飛行可能な機体に仕上がったが、飛行形態への変形は基地などで事前にパーツを換装する必要があった。 地上ではエアリーズに空の主役を譲ったが、宇宙では航宙機の代用として大々的に採用された。 武装はリニアガン、ビームライフル、ミサイルなど。 122 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 44 27 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [35/316] ティエレン:同盟の汎用MS。正式名称は鉄人。 リーオーより前に開発された史上初の軍用MSである。 重装甲、ハイパワーながら当時の技術力の限界から非常に鈍重に仕上がってしまった。 しかし、その重装甲さは一年戦争時代ですら通用するレベルであり、同盟参戦初期のコロニー枢軸MSに多大な苦労を強いらせた。 一年戦争では旧式化が進んでいたが、数では未だ現役であり、リーオーと変わるように退役した機体はMS不足で苦しむ連邦へと供与された。 長らく使われているだけ派生機が数多く存在しており、長距離砲を搭載した砲撃型、対空砲を多数装備した対空型、ホバーユニットを装備した高機動型などが存在する。 トールギス:同盟の開発した高性能MS。正式名称はそのまま白騎士。 固い、強い、早いの三拍子そろった傑作機。連邦の白い悪魔と並び評される同盟の白い死神。 元々はリーオー開発のための試作機であったが、機体性能を追求したため扱えるパイロットがいないとされた機体。 原作ではそのせいでお蔵入りになったが、この世界では何と使いこなせるパイロットが何名か発見されたため、好きなだけ乗り回されてデータが回収された。 このため原作とは違い、予備機含めて十数機も製造されている。 リーオーの製造が開始されたため、倉庫で眠っていたが一年戦争の勃発共に現役復帰。 各所を実戦向きにチューンされ投入された。 馬鹿みたいな推力のスラスターのおかげで大気圏内でも単独飛行が可能であり、その空中戦能力はパイロットの腕が合わさればエアリーズやディンを易々と超える。 マーク・ギルダー、フローレンス・キリシマ、グラハム・エーカーなどの同盟パイロットが登場した。 リーオーリグレッション:リーオーの先祖帰りモデル。つまりはトールギスに性能を近づけたもの。 搭載ジェネレーターの強化。正面及び重要区画の装甲材をルナチタニウムに取り換え。更にはエアリーズの大型フライトユニットを無理矢理接続して空を飛べるようにした機体。 無論機体バランスは滅茶苦茶だが、性能はトールギスに近づいている。 数に限りのあるトールギスを受領できなかったエースや精鋭部隊用に拵えられたもの。 M1アストレイ:正式名称は瑞鶴。同盟の企業モルゲンレーテが開発したMS。 一年戦争後半に開発されたビーム兵器標準搭載モデルの新型機。連邦との技術交流の結果生み出された機体でもある。 性能は申し分なかったが、今更リーオーから更新するほどの性能差でもなかったため、少数生産に終わった。 戦後では同盟のPMC用MSとして割とよく使われている。 同盟次期主力機候補 0083年代:サーペント、フラッグ、ティエレン全領域対応型、ムラサメなど。 0087 #65374;89年代:トーラス、ドートレス、バリエント 0093年代:ジンクス、ビルゴ、ドートレスネオ 0096年代:ジンクスⅢ、ビルゴⅡ、アヘッド 0100年代:ジンクスⅣ、ビルゴⅢ、ブレイヴ 123 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/02/19(日) 21 45 18 ID FL1-203-136-35-38.kng.mesh.ad.jp [36/316] 投下終了 この前投下したGジェネネタの設定集みたいなもんです。
https://w.atwiki.jp/krieger/pages/12.html
キャラクター作成:パイロットについて 『クリーガー』を遊ぶときは、プレイヤーキャラクター、すなわちPCを作らなければならない。 プレイヤー達が作ったPCはプレイヤーの分身となり、『クリーガー』の世界で遊ぶことが出来る。 PCたちは、そのキャラクターが何ができるかを表す能力値。PCたちの人間的、あるいは生物的な特徴である技能。PC作成はそれらを決めていくことだ。 とはいえPCとはそのデータだけではない。名前、性別、年齢、職業、思想や性格などのデータで表しきれない設定なども含めて一つのキャラクターとして成立させるのがキャラ作成である。 ・プレイヤーキャラクターを表すデータ 名前、過去の情報などのパーソナルデータである。 能力値 誰しも得手不得手があるように、この世界の人々にも個人によって能力の差というものが存在する。 力自慢の人、頭脳明晰な人、話し上手な人。それらを決めるのが、『能力値』である。 『クリーガー』の世界では、能力値は3つに分けられている。 身体的能力の大きさを決める『筋力』。 頭の良さに関わる『知力』。 そして、人付き合いや、会話の能力に関係する『社会』である。 最低値は1、最大値に制限はない。 この値が大きいキャラクターほど、その分野に秀でているということになる。 初期のキャラクター作成で10点のフリーポイントを振り分け、能力値を決定する。 技能 能力値がキャラクターの基本的な能力であるとしたら、『技能』はキャラクターの持つ技術や特徴などをデータ化したものだ。 初期の技能振り分けポイントは2ポイント、以降は1シナリオ終了ごとに2ポイントずつ割り振ることが可能である。 パイロット技能 技能に関してはこのページを参照して決定して欲しい。 パーソナルデータ 名前、年齢、性別、容姿といったキャラクターの設定。 これらのデータを『パーソナルデータ』と呼ぶ。 財産点 キャラクター作成時に取得できる、この世界に置ける通貨のようなもの。クリーガーの装備、モジュールの取得、判定に使用するポイント。作成時は5点所持している。 キャラクター作成:パイロットの手順 1,能力値の決定 2,技能の決定 3,パーソナルデータの作成 の順となる。厳守する必要はない。
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/3295.html
377 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/19(月) 19 09 14 ID ??? シャア「なぜ手も足も出んのだああああ!!!」 実写シャア「こう見えても中身は一年戦争ものだからな。CCA当時の私に負けるわけがない」 C.A「私も設計は一年戦争当時のイメージだからな。ジョブ・ジョンが強く覚えているのはあの頃だから」 赤い彗星のひと「さらに私はその時期の清らかな心の具現化だよ。邪悪な私の相手ではない」 クェス「どーして大佐ってああなのかな」 ナナイ「あれもまた人徳です」 378 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/19(月) 19 33 48 ID ??? デュランダル「まあコッチでドンジャラでもやらないか、パイロットの私」 アフランシ「ギルは強いなぁ」 コマンビー「これが人間の直感力と言うのものか」
https://w.atwiki.jp/senkizup/pages/61.html
No パイロット名 階級 説明 獲得条件 01 クレスト 上等兵 前衛向きだが。中距離支援は苦手。コードネームである「トサカ」を模したマークをつけている。 初期 02 ホクシン 伍長 前衛向きだが、近接格闘は不得意。コードネームは「北極星」を意味する言葉に由来する。 初期 03 マシーネ 軍曹 中距離支援や遠距離砲撃向きで、近接格闘や近距離戦、狙撃は苦手。任務に忠実で「機械」と称される 初期 04 ウィーバー 大尉 遠距離砲撃や狙撃といった、後衛に向いている為、前衛は得意でない。コードネームは「毒蛇」に由来 初期 05 リッパー 伍長 「切り裂く者」とあだ名される。その名の通り、近接格闘に優れるがそれ以外では能力を発揮できない。 初期 06 レーヴェ 軍曹 近距離戦型MSの扱いに特化し、それ以外の機体の扱いは不得意。ネームは「獅子座」に由来する。 07 ヘルツ 曹長 中距離支援において真価を発揮し、それ以外での活躍は期待できない。コードネームは「心臓」の意。 08 09 10 クレイブ 中尉 前衛の中でも近距離戦に秀でる。反面、後衛での立ち回りは不得手。マークは中世の剣を模している ミッション02クリア 11 ブラオクラッペ 上等兵 中距離支援に優れた能力を発揮し、近接格闘と狙撃は苦手とする。コードネームは「青いカニ」の意 12 13 14 15 16 17 18 19 20 名前 コメント